たかじんのそこまで言って委員会という番組をご存知ですか?
関西系の番組で私の地元静岡県でも放送されているのですが、結構過激な発言も飛び出したりして面白い番組です。
もともとやしきたかじんがMCをしていたこともあり、たかじんが亡くなった後も番組名に「たかじんの」をつけたまま放送が続いています。
ところがたかじんの冠番組が消滅の危機というニュースを見つけました。
今回はたかじんの冠番組が今後どうなっていくのかについて、ニュース記事をもとにまとめていきたいと思います。
現在も続くやしきたかじんの冠番組
やしきたかじんが亡くなった後も「たかじん」の名を残している番組は以下の3番組だそうです。
関西テレビ「たかじん胸いっぱい」
読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」
テレビ大阪「たかじんNOマネーBLACK」
私は「たかじんのそこまで言って委員会」しか見たことがないというか放送されてないので観れないんですが、「たかじんのそこまで言って委員会」ではやしきたかじんの貢献に敬意を表し、タイトルに「たかじんの」名前を残す決定をしたというような話を以前聞いたことがあります。
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「関西の視聴率男」とまで言われたたかじんのことですから、他の2番組についてもTV局が同様の判断をしたのかな?と思っていました。
状況が一転?
今後も「たかじん」の名前がついたまま番組が続くものだと思っていたのですが、状況が一転したようです。
現段階では「NOマネーBLACK」はたかじんの名前を付けたままの番組名で続ける可能性が高そうとのことですが、「胸いっぱい」は来年3月で終了してしまうそうです。
そして「そこまで言って委員会」はたかじんの名をタイトルから外すことが検討されているということで、ほぼ決定的な状況らしいです。
ということは最悪の場合すべての番組から「たかじん」の冠が消えてしまう可能性が出てきました。
当初から時機を見て「たかじん」の冠を外すことは予定していた可能性もありますが、なぜこの時期にこの話が出てきたのでしょうか?
たかじんの冠が外される理由は?
番組からたかじんの冠が外される理由は何なのでしょうか?
お金の問題
まず一つ目の理由としてあげられていたのがお金の問題です。
記事によれば、「たかじんの」と番組名に入れるだけで使用料(ギャラ?)が発生し、その料金は放送1回につき約100万円かかるんだそうです。
つまり年間で1億円以上も「たかじん」の使用料を払っていることが負担になっているということのようです。
亡くなって1年近く経つため、番組名が不自然だからどの局もやめたがっていた、と書かれていましたが、だとすれば当初の話は何だったの?という気もしますが。。。
殉愛騒動の影響
もう一つは「殉愛騒動」の影響。
「殉愛」は百田尚樹氏の著書で、たかじんさんの闘病記を32歳年下の妻(さくら)の目線で描いたものです。
しかし出版直後から妻の重婚騒ぎで炎上騒動に。
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他にもたかじんが書いたとされるメモの筆跡が違うなど、百田氏が綿密な取材を行ったとされる内容にいちいちケチがつけられ、百田氏は反論しているものの当初は絶賛され、TVでも取り上げられていたこの「殉愛」も最近では腫物(はれもの)を触るかのように避けられているようにも感じます。
事実、歯に着せぬ物言いでタブーにも切り込むのがウリだった「たかじんのそこまで言って委員会」ではこの疑惑について取り上げられていません。
百田尚樹氏が過去に出演していたことも影響しているのかもしれませんが、それよりも制作サイドが「やしきたかじん」に関わるネタだけに、たかじんがMCを務めていた番組で名前に傷が付くのを恐れたという見方もできます。
視聴者からは「なぜこの疑惑を番組で取り上げないのか」という意見が多数寄せられたそうです。
「たかじん」という看板(冠)が取れれば、この疑惑を取り上げることができるようになるのかわかりませんけど、制作サイドにとっては「たかじん」の名を残すことはプラスではないことのほうが多いようですね。
個人的にはやしきたかじんという人間が好きなファンの一人でした。
歌手としてはもちろん、トーク番組のMCとしても大好きでした。
特に、昔東京にいた頃に「たかじんnoばぁ〜」を良く観ていましたね。
それだけに、できるならたかじんの名前を残してもらえたらという気持ちもありますけど、上述のような事情があるのであれば仕方がない面もあるのかな、と少々寂しい気持ちになりますね。
冠番組がなくなることで記憶が消えるわけではないですがね。