第93回全国高校サッカー3回戦屈指の好カード、静学対東福岡を観戦しました。
静学にとっては厳しい相手だと思っていましたが、予想に反し3-0で快勝しベスト8進出しました。
今回は静学対東福岡の3回戦の感想を書きたいと思います。
試合結果概要
実際には12:05にキックオフの試合でしたが、箱根駅伝中継の関係でTVでの放送は14:18から。
つまり録画放送ということが判明しがっかりwww
今の時代はインターネットで速報が見れるのでTVでの放送前に結果を知ることはできたのですが、スポーツの試合で結果のわかっている試合を観ること程つまらないものはないので、ネットで速報を確認することはせず、録画中継といえども生放送と同じ感覚で試合をTV観戦することにしました。
前半は一進一退という感じでどちらにもチャンスとピンチがありました。
しかし両チームともにGKをはじめとする守備陣が踏ん張り失点を許しません。
チャンスの数は静学のほうが多かったですかね。
ゴール前でキーパーと1対1になった場面とか、強烈なシュートがゴールポストに当たって跳ね返った場面とかありましたから。
しかしこういうチャンスでもなかなか得点が奪えなかったので、「チャンスを決めきれないとやられるぞ」と嫌な流れだなと感じでいました。
そしてこのまま前半は0-0で終了。
スコアレスではありましたけど、見ごたえがある内容でした。
そして後半。
相変わらず一進一退という感じで時間が進み20分が経過。
こうなってくると先取点を取ったほうが圧倒的に有利です。
どちらが先取点を奪うのか、はたまたこのままPK合戦まで行ってしまうのか?
手に汗握りながら試合を観戦していましたが、ついに均衡が破れます。
後半24分、コーナーキックからのこぼれ球を旗手怜央がミドルシュート。
低く抑えられたボールは選手の間をすり抜けゴールに吸い込まれました。
静学の先制点は予想していなかったので、思わずガッツポーズ。
これでだいぶ有利になりました。
当然東福岡は追いつくために攻撃のウェイトを上げてきます。
しかし静学のDF陣もよく守ってましたね。
一人二人とカバーに入り東福岡からボールを奪い、東福岡に決定的なチャンスを与えません。
静学は先制点後も守りの意識を強くすることなく攻撃に出ていきます。
この姿勢がいいですね。
さすが静学です。
そしてこの気持ちが形に現れ後半32分に名古新太郎、後半35分に加納澪が追加点を挙げ、終わってみれば3-0の完勝で静学がインターハイチャンピオンの東福岡を破りました。
東福岡は1年間高校のサッカー部相手に負けていなかったと言いますから非常に価値のある勝利ですね。
試合後の感想
試合前の予想では相手が相手だけに静学は初戦とは違い、1点差の試合になるかあるいは大量失点して負けるかのどちらかだと思っていましたので、この試合結果には正直びっくりです。
佐賀東戦と比べると、個人技での勝負という場面は比較的少なくなった印象で、ボールの蹴り合いになる場面が多かった気はしますが、要所要所では静学らしいパスワークが見られました。
両チームに対しての感想ですが、とにかく選手はよく走っていましたね。
あれだけ走れるから、攻撃に守備にとしっかりとした組み立てができたんだろうと思います。
やっぱり運動量の多いチームは強いですからね。
(日本代表選手にも見習ってもらいたいところですが)
欲を言えば、もう少しフリーな場面とゴチャついた場面の見極めをして、ドリブルで行くときとパスで行く時を使い分けられたらもっと余裕を持って試合のペースをつかめたんじゃないかなと感じました。
ボールの位置も関係しますけどね。
自陣近くではセーフティに、相手側ではチャレンジもありだと思いますが。。。
それでも今日の静学の試合を見たら、静岡県の人じゃなくても「静学強いな」って感じると思いますよ。
それくらいチームの状態は良くなっていると思います。
準々決勝の相手は?
静学の準々決勝の相手は神奈川県代表の日大藤沢に決まりました。
日大藤沢も3回戦を3-0で快勝していますので侮れませんね。
静学にとってはもう一つ勝てば準決勝を「埼玉スタジアム2002」で試合ができます。
国立競技場もサッカーの聖地といわれましたが、Jリーグのクラブ(浦和レッズ)のスタジアムですからやっぱり高校生にとっては憧れの地だと思います。
準々決勝「静学対日大藤沢」の一戦は1日空けて1月5日(月)浦和駒場競技場の第2試合で14:10キックオフ予定です。
今の静学ならいい試合をしてくれそうな期待感はありますが、結果も出してまずはベスト4に進んでもらいたいですね。
今日はナイスゲームでした。